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心の平和

最近いろんなホームページやブログで、
東京大学アイソトープセンター長 児玉龍彦氏の
国会での参考人説明の動画を目にします。



その内容のごく一部を要約して紹介すると、

今回の原発事故で放出された放射線の総量は発表されていない。
けれどもアイソトープセンターの知識を元に計算すると、
熱量で広島原爆の29.6個分、ウラン換算で20個分もの量が
漏出していると考えられる。

放射能の残存量は、1年で原爆が1000分の1になるのに対し、
原発からの放射能汚染物は10分の1程度にしかならない。

福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、
原爆数十個分に相当する放射線の量と、
原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということ考えられる。

<緊急提案>

1.国策として、食品、土壌、水のイメージング(測定)を行う。
  日本の科学技術をもってすれば簡単。

2.子どもたちに対する被爆を減少させるための法律を制定する。
  今のままでは除染作業もままならない。

3.国策として、民間の力を結集した除染技術を確立させる。
  利権がらみの公共事業にしてはならない。



現在も福島第一原発からは大量の放射線が漏れ続けていますが、
その深刻な状況は、意図的に国民には知らせないように操作されています。

今月1日、1、2号機建屋西側で毎時10シーベルトという想像を絶する
高い放射線量が計測されましたが、それが発表されると同時に、
なでしこジャパンの国民栄誉賞授与のニュースがリークされ、
そのニュースに隠れ、大量の放射能漏れの情報は、
大きく報道されることはありませんでした。
これは明らかなる政府による情報のスピンコントロールです。

このたびの原発事故が、政府、官僚、電力会社、
その利権に絡んだマスコミをはじめとする様々な企業や自治体が関係した
構造腐敗の象徴であるように、この期に及んで、
原発の危機的状況を正確に報道することのできないマスコミの無能さ無力さに、
大量の放射能漏れと同等の危惧を覚えます。

福島第一原発事故はまったく収束の目処が立っていません。
それどころか、
いつ大量の放射性物質をまき散らす大規模な爆発が起こるとも限りません。

もしそうなれば、関東以北、東北地方全体に人が立ち入ることのできない
といった状況になることも大いに考えられます。


日本はまさに国難ですが、この現象は日本だけに止まりません。
アメリカ経済はデフォルト寸前まで落ち込み、
ヨーロッパの経済も明るい見通しは立っていません。

世界各地で勃発する民族紛争は収まらず、
大国中国でも腐敗した政府支配による構造に民衆の怒りは頂点に達しています。

旧来の価値観や体制が崩壊していくのは、
今という時代の大変革期前半の理であり必然です。

私はそのことを22年前の平成元年、
文明法則史学という歴史の生命現象を知ることによって学びました。

近い将来、必ず大きな混乱とともに、
これまで私たちの社会の基盤となってきた様々な制度や体制、価値観は
崩壊していくであろうということを理解し、その覚悟はできていたつもりでしたが、
それでもその現象を今という時に目の当たりにし、
心動く自分を感じます。

感情は波打つものです。
その波打つ感情を抑えるというのがひとつの学びであり、
自らが望んで経験したいと願っていることなのだと思います。

3.11の震災は、日本人全員にとってきわめて大きな衝撃でした。
もちろん私にとってもそうだったのですが、
あの震災直前に、セドナメソッドで感情を解放するワークをしていたことは、
私にとって大いに救いとなるものでした。

解放しなければならない感情とは、
部屋に積もったホコリのようなものです。
いったんきれいに部屋を掃除しても、
ホコリは知らず知らずの間に溜まってしまいます。

つい数日前から、思い出したように再びセドナメソッドの本を開き、
感情を解放するワークを再開しています。

感情を解放するというのはやはりいいですね。
いいと感じるのは、やはり心の中のホコリである感情が、
知らないうちに溜まっていたということです。


大切な基本となるものは実にシンプルです。
そして普遍的なものです。

けれどシンプルで普遍的なものというのは、
いったん理解したつもりになっても、
いつか自然と忘れ去ってしまうことが多いものです。

今は混迷を深め、不安なことの多い時代ですが、
この状態はこれからもしばらくは続き、
必ず訪れるであろう明るい時代への変革は、まだ少し先のことです。

こんな時代だからこそ、大切なことを今一度、そしてこれから何度でも、
自らの心に問いかけ、確認していく必要があると考えます。


時代の流れは生命現象です。
人間の遺伝子DNAと同様に二重らせん構造を持っていて、
今は東西両文明の二本の線が交差する時であり、
この時に古い価値観が崩壊していくのは止めることのできない自然現象です。

この時期を過ぎたならば、
まったく新しい東洋的生命観を基調とした素晴らしい精神文明が生まれます。
時代は必ず進化する方向に進んでいます。
時代も、私たちも、未来は明るいものでしかないのです。
そのことに意識の焦点を向けましょう。

私たちの身の回りのものは、
すべて自らが望み、創造し、引き寄せたものです。
恐怖からは何も創造的なものは生まれてきません。
まずは心の中の不安と恐怖を手放しましょう。
  <不安と恐怖を手放す>


そして自分が変われば、必ず世界は変わります。

インド建国の父、マハトマ・ガンディーはこう語っています。
  Be the change you wish to see in the world .
  「世界に変化を望むなら、あなた自身がその変化になりなさい」


私たちの心を平和に保つこと、それが世界を平和にする唯一の道です。



2011.8.9 Tuesday  
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