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2018年9月3日 ・・・ スキマ時間の活用

人生において大切なことは、数としてさほど多くはありません。
それらは、年齢の高い人がきちんとできているとは限らず、
また若いからといって、
それらがほとんどできていないということもありません。

小学生の子どもでも、たくさんの兄弟、姉妹の上の子は、
その立ち居振る舞いからリーダーシップを感じさせることがあれば、
その逆に、老人と呼ばれる年齢になっても、
末っ子の甘えた雰囲気を漂わせている人もいます。


自分にとっての最大の課題は、
何度もこのホームページに書いている通り、
怠慢であってやるべきことになかなか集中力が続かないことです。

決められた目標に向かって真面目にコツコツ努力する、
これが幼い頃から一貫してまったく苦手です。

苦手なことは、それを克服しようと努力するところに新たな発見があり、
欠点はまた進歩の礎になるものと信じて生きていて、
何事も前向きに考えるようにしています。


そしてつい最近このことに関して、
ひとつ大きな間違った思い込みをしていたことに気がつきました。
思い込みとは、心の中にある囚われであり足かせです。

何事も真面目に努力できない人間にとって、
その努力をするためには、整った回りの環境、条件が必要だと考えます。
インドのホームの子どもたちは、
薄暗がりの中でも地べたに座り込み、
一生懸命本を読んでいて、
あのような姿を見ると、ただただ尊敬するしかありません。



時間的な面で見ると、
まとまったそれなりの時間を用意しても、
その間集中力を持続することができません。
また「時間があるから」とつい怠け心が出てしまいます。
怠惰な人間とはこういったものなのです ・・・ 。

特に緊急を要さないものはなおさらで、
締め切りギリギリになって慌てて事を仕上げ、
「もっと時間があればいいものができたのに ・・・ 」
と後悔することが繰り返されています。

ゆっくりたっぷり時間があってもできないのですから、
時間が限られた中ではなおさら ・・・ と今まで考えていたのですが、
これが大きな間違いであったことについ最近気がつきました。


『時間がたっぷりあっても落ち着いてできない人間が、
時間のない、慌ただしい中では何もできるはずがない』

これは完全な思い込みでした。
なぜならば、集中力が続かないから長時間間が持たないのですから、
逆に集中力の持続する短時間、
その短時間集中を繰り返し行えばいいのです。

その短時間というのがスキマ時間です。
人と待ち合わせをする時は、相手を待たせるのが嫌いなので、
いつも時間よりも早く行くようにしていますが、
それをさらに早くして、十分、十五分待つようにすれば、
その間「相手が来るまで」というタイムリミットを抱えながら、
そのほどよい緊張感が集中力となってきます。

レストランで食事をオーダーして待っている間、
これまでならそれを無駄な余暇時間と考え、
iPadでダラダラとネットサーフィンをしていたのを、
本を取り出し、この短い時間にどこまで本の内容を吸収できるか、
そんな少し焦ったような思いで本に目を落としていると、
これまで感じたことのないほどの集中力が湧いてきます。

怠け者、集中力のない人間にこそ、
短時間集中の機会を与えてくれるスキマ時間は宝物だと、今考えています。


スキマ時間にすることは、
大切だけれどもやりたくないこと、
今どうしてもすぐにやらなくてもいいもの、
いわゆる時間の第二領域に属するものです。



こうなってくるとスキマ時間を見つけるのが楽しみですね。
これまでやろうやろうと思っていてできなかったもの、
それらを紙に書き上げ、それをひとつひとつスキマ時間を活用して
やり上げていきます。

自分のような計画性、持続力のない人間でも、
十五分以内のスキマ時間なら充分にダッシュできます。

そしてそれ以上長い時間があったなら、
自分の場合、意識的に十五分で作業をストップして休憩し、
少しの間を置いて、新たなスキマ時間へと向かっていきます。

この休憩をはさんで時間を細切れにするというころが大切です。
水泳における息継ぎのようなものです。


ですから、スキマ時間にやるべきことはいつも頭の中に入れ、
それをするための用意をしておく必要があります。
読むべき本とか、参考にする資料とか、そういったものです。

そのスキマ時間の活用は、
決められた時間がきたらキリの悪いところでも止めること、
そうすることで、次への興味と意欲が持続できます。

本でもキリの悪いところで読むのを止めて、
かつしおりを使わないで本を閉じると、
途中まで読んだところが頭の中を離れなくなります。


こういった自分なりのスキマ時間活用法を決め、
それを守るべき自分のルールとするといいでしょう。
何かキチンとしたルールを決めておかないと、
ついつい甘い方へと行ってしまいます。

ダイエットでも、「なるべく甘いものを食べない」
というあやふやなルールだとつい誘惑に負けてしまいますが、
「絶対に食べない」という確固たる決意で臨むと、
意外と簡単に我慢できるものです。

自分はあやふやではないですが完璧でもない、
八割五分達成という例外を許容するルールでやっています。
それが自分にとっての長期間継続の秘訣であり、
これはその人それぞれに合うものがあると思います。


『TIME IS EVERYTHING.』 時はすべてなり
このことを心に刻み、自らを克己するために記します。


<おまけ>

机に向かっている時、手元に飲み物があると落ち着きますね。
季節に応じてそれがホットコーヒーであったりアイスコーヒーであったり、
また今のような暑い時期は麦茶が美味しいです。

自分はだいたい冷たいものが好きで、
よく冷えた飲料に氷をたっぷりと入れて飲んでいます。
そうするとグラスが冷え、カップの回りや底に水滴がたくさんつき、
机の上が濡れてしまうことがよくありました。

そこで水気を吸収する珪藻土のコースターを
百円ショップで買って使っていましたが、
水気が大量に出た場合、
カップを持ち上げるとコースターも一緒に持ち上がってしまうことがよくあり、
また先日は、ビールをなみなみと注いだタンブラーを
コースターの上に乗せそこね、
机の上と椅子の上にビールを大量にこぼしてしまいました。

そこで、グラスに水滴が付かず、保温力も抜群だという
ステンレス製真空カップを買いましたが、
これがとてもいいですね。

長時間ほぼ同じ温度で飲み物を保ってくれて、
カップやその周辺の濡れ具合を気にせずにすむようになりました。
サイズも手頃、高級感のあるデザインで最高です。

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