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2017年11月30日 ・・・ 能力開発

その昔、能力開発の公文に勤めていたこともあり、
能力、あるいは脳力開発ということにすごく興味を持っていました。

当時はまだ若かく、
頭で考える能力ですべてが解決できると思っていた面があり、
そういったことに関する本をたくさん読んだ記憶があります。

あの頃は『潜在能力を開発するα波』ということがよく言われていて、
瞑想を好んでしていたのは、
そういった何かしらの能力を花開かせたいという思いがあったからです。


それから少しずつ年を経るごとに、
生きるために本当に大切なのは経験から培われた知恵であり、
人と接する時の思い、そういったものであると感じるようになり、
無理に頭でっかちになるためのトレーニングからは遠ざかっていました。

けれどそれがまた時が経って最近になると、
生きる上では時間こそがすべてのベースであり、
その与えられた時間を有効に使うためには、
やはり脳の処理能力が高いことは恵みであると考えるに至り、
気がつくと、脳力開発と呼べるようなことを
毎日いくつか実行するようになっていました。

ほとんど以前に書いたことがあるものですが、
その脳力開発のメニューをご紹介いたしますので、
参考になることがあれば是非実践してください。


<速読>

これは今年になって始めました。
2倍速、3倍速、4倍速の高速音声を聴くことで、
脳の処理能力がアップします。
これは実際に脳の働く速度がアップするのを感じます。

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CDの付いたこのテキストがすごくおすすめです。
モチベーションの上がる音声が六種類、
それぞれ2、3、4倍速で入っていて、
2倍速は遅すぎ、4倍速は聴き取りづらいので、
いつも3倍速を中心に数トラックリラックスしながら聴いています。

車で一度アクセルを踏むと、
その後からエンジンがスムーズに回るようになりますが、
そんな感じて脳の調子を高めてくれる感じです。


<速読>

これは眼球を大きく動かすトレーニングと、
画面に高速で流れる文章を見つめるトレーニングをセットでしていますが、
残念ながらその効果はよく分かりません。

それに付随して、視野を広げるトレーニングがあり、
これは脳にとてもいい刺激を与えてくれるのを感じます。

方法は簡単です。
視線を真っ直ぐ前に置きながら、
目の意識をなるべく横の方へと持って行くのです。
真ん前を見つめながら、手のひらを頭と同じ高さで腕を大きく広げ、
頭のほぼ真横まで持って行きます。
その状態で左右の手を意識するのです。

手は別になくても構いません。
視線を前に置いたまま、
意識を真横、あるいは真横よりも少しでも後ろの方へと持って行きます。

これをすると、普段使っていない脳の部分が刺激されるようで、
頭全体にスーッとした快感が走ります。
これは未知なる脳の領域、機能の開発です。


<音読>

これは脳力開発のためではなく、
英語学習のために英文の音読をしています。

音読は脳の活性化に効果があるとよく言われ、
音読の脳トレブックも多数あります。
外国語の音読は特に効果が高いとのことですが、
たしかに普段使っている日本語とは別の脳の領域を使うので、
英文音読後は独特の爽快感があります。

英語の音声は日本語よりも高音域にあるので、
その聴覚部分の刺激が強いのだと思われます。

人間は加齢により高音の聴覚が衰え、
声も少しずつ低くなってきます。
英語の音読は、脳からそういった加齢現象を食い止める力があると感じます。


<呼吸法>

脳は人体に於いて最も大量の酸素を消費する臓器です。
ですから呼吸法は脳に酸素を十分に与える脳力開発法でもあるのてす。

これまでいろんな呼吸法を実践してきましたが、
左右の鼻から交互に息を吸う片鼻呼吸法は、
右脳、左脳に効果的に酸素を運ぶ脳活呼吸法です。
  <片鼻呼吸法>

大脳は左右二つの半球に別れていて、
そこに空気を送る鼻、その鼻の穴も二つあるのには意味があります。
特に片鼻が詰まり気味の方にはこの呼吸法を強くおすすめします。


<磁石すうじ盤>

公文にいた三十年以上前からあった歴史ある教具ですが、
その効果は抜群です。
自分が指導者として子どもたちを指導していた時は、
このすうじ盤を使う子どもたちは驚異的な成績の伸びを示しました。
  <磁石すうじ盤>

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自分もここ最近はなるべく毎日やるようにしています。
盤の横に駒を山積みにし、
裏面の数字の書かれていない面に百個の駒を置いていきます。
時間はだいたい2分20秒といったところです。

すうじ盤は子どもさんだけではなく、大人にもとても効果があり、
遊び感覚で脳の処理能力、数感覚が鍛えられます。
ただし単調なものなので、いかに飽きずにやるかがポイントです。



これと「数感覚を鍛える」に書いた、
素因数分解のカードをすると飛躍的に数感覚がよくなります。
表の数字(例:12)を見て、瞬時に2×2×3と答えられるよう練習するのです。



特に子どもさんがこのすうじ盤とカードをすると、
算数・数学に対する感覚が一気に高まります。
最初は1~30、少しずつ増やして
最後は200ぐらいまでできるようになれば理想です。

磁石すうじ盤は数の量的感覚を鍛え、
素因数分解カードは数の質的感覚を鍛えます。
こんなに簡単で効果的な方法は他にはないと断言できます。


<よく噛むこと>

これは脳だけではなく、心身の健康にとって極めて大切なことです。
食べ物をしっかり咀嚼することは、
よりよく生きる上で最も根本とも言えます。

食べ物をしっかりと噛むと、
そのひと噛みひと噛みの顎の動きで脳にたくさん血液が送り込まれます。
顎をしっかりと使うことで頭蓋骨が発達し、脳が成長しやすくなります。

食べ物を早飲み込みする人で、
物事を深く考える人はいません。
食べ物との接し方は、その人の考え方、生き方を表します。

自分はそのことをいつも心に置いておけるよう、
カバンの中には常に箸置きを入れて持ち歩き、
たとえそれを使うことがなくても、
箸をゆっくりと使い、食べ物をよく噛むことを心がけています。


<最後に>

脳は鍛えれば鍛えるほどいいというものではありません。
すべての根本はバランスであり、このバランスが何より大切です。

脳とフラクタル(自己相似形)で対の関係にあるのは腸です。
脳とともに腸を大切にし、その働きをよくしていかなければなりません。

そして生きる上で土台となるのは腸の方なので、
バランスからいって、どちらかが先行するならば、
本来は腸の機能が先行するのが望ましいのですが、
現代人は腸が弱く、頭でっかちになり過ぎている傾向があります。

次回は腸のことについてまとめて書きます。
  <腸能力>

2017.11.30 Thurseday  
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