|
2017年7月28日 ・・・ 五つの決心
最近は本を読むことがとても楽しみです。
ジャンルはいろいろ、新しく読む本もあれば、
昔手にした本を再読し、当時との感じ方の違いを味わうこともあります。
自己啓発に関する本も好きでよく読みますが、
これは読んだだけでは意味がなく、
それを実践するところに価値が生まれます。
もう二十年も前のことですが、
その頃『五つの決心』という自己啓発本を読み、
内容がとてもよくまとまっていたので、
ポイントとなる箇所を抜き出してワープロで打って印刷し、
何度も読み返していました。
今はその時印刷したものもデータも残っていませんが、
先日そのことをふと思い出し、
『五つの決心』を再度読んでみることにしました。
内容は今出ている自己啓発本とほとんど変わりません。
生きていく上での大切なポイントは、
十年、二十年で大きく変わることはないのです。
当時大切だと思ってマーカーを引いた箇所は、
やはり今の自分にとっても心に留めておきたいところです。
その上にさらに今の自分にとって感じるところにマーカーを引き、
見直しやすいようにそこのところに付箋を貼りました。
本は読んでその内容を知ることがひとつの価値ですが、
その内容の中で自分の心に留めておきたいもの、
実践したいものを選び出し、それをいつでも分かる状態にしておくことで
さらに価値を高めることができます。
二十年前は要点をワープロで打ち出しましたが、
今回はシステム手帳にその要点を手で書き写し、
時折読み返すことにしました。
デジタル時代だからこそ、魂込めて書いた手書き文字は価値があります。
けれどシステム手帳の中味が少しずつ増えてきて、
それらを整理したいと考えた時、
今度はデジタルのメリットを強く感じるようになり、
いったん書いたアナログ文字を卒業ということにして、
それらをテキストデータに変換することにしました。
データにすると汎用性が生まれます。
本当に自分にとって大切なものはたとえ数が少なくても、
それをきちんと実践していけば、
そこから莫大な価値を生み出すことができます。
愛用しているシステム手帳にその大切なものを集積させ、
それを日々見返し、それだけを実践していくことを目指しています。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
『五つの決心』 要点
自分がこうであろうと思った姿、その姿が自分なのです。
精神療法とは、患者自身が持つセルフイメージを変えることである。
健康的な自己愛を持っていると、他人の望みにも自分の希望にも同じようにその意義と価値を重んじることができます。
問題を認識するということは、その問題を半分解決したも同じだということ。
自動車事故に遭った人の中に、その瞬間に何かの原因で、自分自身に怒りを抱いていた人が多く見られるというのも、潜在意識がもたらす自己処罰の一種であることが分かります。
今の自分の生活、生き方を真剣に変えたいと願っているのなら、まずは自分の友人関係も含めたすべてを変えることです。
貧しい者に対してあなたができる最高の手助けは、自分が貧しくならないことである。
自分が裕福になるためには、他人が裕福であることを一緒に喜べるようになることです。
お金に対して執着心があまりにも強いと、手放すのも得るのも難しくなります。
成功するということに気まずさを感じるようであれば、あなたは自分から成功を遠ざけているのです。
私たちが行動しようと思った時、そして実際に行動した時、不安はかき消されます。
許そうという気持ちを持ち始めると、今まで考えられなかったことが起きてきます。
自分が変われば人も変わり、人に対する態度を改めれば、彼らの態度も変わり始めます。
不思議なもので、物事に対する態度や見方を変えようと努め始めた瞬間から、まわりの人の自分に対する態度が変わってきます。
起こったことが自動的に私たちの幸せを方向づけるのではなく、それをどう受け止めるかが、私たちを幸せにも不幸にもします。
「~でなければいけない」が「~であったらいいかもしれないけど、たとえそれが実現しなくても僕は幸せだ」と言えるようになれば、期待したようにならなくても失望することはありません。
想像力を鍛える訓練をすると、素晴らしい結果が生まれる。
最も効果的なやり方は、身体的な訓練と精神的な訓練を組み合わせて、規則的に実行していくことです。
自分が今持っているものを大切にし、今を一生懸命生きることです。
失うことを怖がるのは、どうなるか分からない将来に生きていることであり、それは本当に生きていることになりません。
欲しいと思っているものが手に入らないと言ってみじめな気持ちになっている人たちよ、欲しくないと思っているものが自分のところに来ていないことについて考えてみたことがありますか。
自分の好きなことをしているから幸せだというのではない。
していることが気に入って、そこに楽しみを見つけることができる人こそ、本当に幸せな人だと言えるのである。
騙されてはいけません。
最後の最後まで、本当に最後の最後まで、成功は正体を現しません。
人生の成功者は、何かを欲している時、ためらうことなく人に聞いたり頼んだりすることができる人である。
私はよく過去に天候を恨んだものだ。
しかしある日気がついた。
雨は恵まれた人の頭上にも同じように降るということを。
あなたの考えることが、すなわちあなたである。
自然の歩みは時間をかけてゆっくりと、実に緩慢です。
目標に向けて努力はするが、結果には縛られない。
やるだけやったら後は運を天に任せること。
トマトの種を植えて、まだ芽は出ぬかと二十分ごとに土を掘り返していたって、どうにもならない。
忘れないということと、こだわることは別です。
こだわりを捨て、心の片隅の宝石箱に大事にしまい、そこに新しい風を吹き込みましょう。
健康で自然な生活をしていくには、もう使わないもの、必要としなくなったものを手放しましょう。
気分的に軽くなります。
すると強力な磁石のように新しいものを引きつけることができるようになります。
2017.7.28 Friday
|