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2017年2月2日 ・・・ 広島から発信する

世界最初の被爆都市である広島、
その“ヒロシマ”という名前は世界に通じるビックネームであり、
海外で東京の名前は知らなくても、
ヒロシマという名前は知っていると言われることがよくあります。

また広島から来たことを告げると、
オーッという感嘆の声を上げられることもしばしばです。

広島は一発の原子爆弾によって市内は火の海、廃墟と化し、
原爆が投下されてからその昭和20年の末までに、
約14万人もの多くの人たちが亡くなったとされています。

その被害はたしかに凄まじいものですが、
あれから七十年を越す歳月が過ぎ、
世界中ではそれに匹敵するような大きな惨劇が各地で繰り広げられ、
『広島から原爆の被害を訴える』 イコール 『世界平和の願い』
という図式は、もう少しずつ成り立たなくなりつつあるように感じます。

広島が世界に訴えられるものは、原爆による大きな被害だけではありません。
世界中から広島に訪れた人たちがみな一様に感じること、
それはその見事なまでの復興です。

広島は原爆の放射能によって「七十年間草木も生えない」と言われ、
その街の復興は半ばあきらめられた状態でありましたが、
多くの市民の努力により、
奇跡とまで讃えられる見事な復興を成し遂げました。

その復興の歩みは、この「広島の復興」という本に詳しく描かれています。

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この時空に存在するものはすべて生命(いのち)を持っていて、
生命はみな精妙なバランスの上に成り立っています。
これは東洋的生命観の基本です。

その生命観を持って広島の役割を見てみると、
あまりにも七十年以上前の被爆体験というところにバランスが偏りすぎていて、
これでは被害者意識偏重となり、
広島からの平和のメッセージは、
世界中の多くの人たちの心には届いていきません。

大切なことはその被爆体験を捨てることではなく、
それをバランス、調和の上に置くことです。

具体的には、過去の被爆体験とともに、
そこから現在に至るまでの奇跡の復興の歴史、
そしてさらには、その先の未来へと続く真の平和な社会、
持続可能な社会を築いていくための提案、
これらが調和の取れた状態で発信されることが、
それぞれを最大限に活かし合い、
広島の本来持っている役割を全うする唯一の道だと考えます。



以前もこのようなことを書いたことがあり、
その際に一枚もののレポートをアップロードしたのですが、
今回それに二枚のレポートを加えましたので、
それらをPDFフアイルとしてアップロードいたします。
  <広島(ヒロシマ)の使命>
  <広島から発信する未来への希望と提言>

どうかこれをご覧いただき、
もしそれに賛同していただけるのであれば、
他の人たちにもご紹介していただければ、これに勝る喜びはありません。


広島の願いは世界の平和、
広島の願いは人類すべての願いです。

2017.2.2 Thurseday  
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