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2016年9月11日 ・・・ カープ優勝

昨日広島東洋カープが巨人を破り、
念願であった25年ぶり7度目のリーグ優勝を飾りました。
地元広島は大盛り上がり、
みんなで勝利の美酒を味わい最高の気分です。

昨夜はほのぼの広島会という車椅子介助の会があり、
会合がはじまってしばらくしてから試合が始まり、
最初は巨人に二点先行されたりしていたので、
やきもきしながら途中経過をネットでチェックしていました。

会が終わった後はみんなで仲間のカラオケスナックに行き、
そこのテレビを観戦しながら大応援で、
カープがアウトをひとつ取るたび拍手喝采です。

最後二点差で勝利を収めるとみんなで大騒ぎ、
何度も乾杯をし、こんな記念写真も撮りました。 (^_^)/



たまたまみんなで集まる会合の日に優勝が決まり、
土曜の夜ということもあり、最高のタイミングでした。

店の外に出てみると、
広島の繁華街である流川、薬研堀はカープの優勝を祝う人たちであふれ、
異様な盛り上がりを見せています。





振る舞い酒を店頭で行うところも各所にあり、
そのお酒を飲むだけで十分に酔っ払えるほどです。



動画も撮りましたので、雰囲気を感じ取ってください。



道行く人たちは互いに声をかけ合い、ハイタッチをし、
アーチを作ってそこをくぐったりする人たちもいて、
カープ優勝を喜び合う人たちは、みんな兄弟、仲間といった感じです。


明けて11日は日曜日、
街は祝賀ムード一色で、
「優勝おめでとう」、「優勝セール」といった文字がいたるところで躍っています。



家の近くのスーパーでも大きなアドバルーンが二本上がり、
店に入ろうとする車が、
これまで見たこともないような長い列を作っていました。


カープはご存じの通り、広島という地方都市にある貧乏球団で、
FAで主力選手が軒並み移籍をしても、
逆にFAで新しい選手を取ることができません。

今年活躍した菊池、丸、鈴木誠也はみな高卒の無名選手上がりで、
カープに入ってから地道なトレーニングを積み、
一流選手へと育っていきました。

今年は昨年15勝と最多勝利をあげた前田が抜けたもののの、
カープ復帰組の黒田、新井、その他の選手が一丸となってその穴を埋め、
見事圧勝で悲願の優勝を遂げたので、
カープファン、広島市民は熱狂せずにはいられないのです。

開幕当初、ほとんどすべての評論家は
今年もカープのBクラス入りは確実と予想していたにも関わらず、
なぜこれほどまでに大活躍ができたのか、
その真の因となるものは分かりませんが、
今年はアメリカのオバマ大統領が広島平和公園を訪れ、
広島全体を包む空気が大きく変わったことを感じています。

広島にもたらされたこの大きな変化は、
広島だけではなく、
もっと大きなスケールでの新しい時代の魁になるものと信じます。


その広島に関することで、
昨日はもうひとつ嬉しいことがありました。

広島に暮らすようになって26年、
海外に行くたびに“ヒロシマ”というのが
いかに世界にとどろくビッグネームであるかということを実感します。

けれど広島は、世界初の原爆が投下された都市であるという極めて重い現実を抱え、
その存在意義があまりにも過去、負の遺産に偏りすぎていることを
常に感じていました。

ですから広島を訪れても、
原爆や戦争の悲惨さを感じ、悲しく暗い気持ちにはなるものの、
平和を希求する明るい気持ちにはなかなかなれないのではないかと感じます。

また被爆都市という被害者意識が強すぎるゆえ、
その反動として、
広島が軍都であったことを指摘されたり、
アメリカ世論のように原爆投下正当論を唱えられたりするのです。

自分は二十数年間東洋思想を学んでいます。
東洋思想の根本は“いのち”であり、
全体を大きく見つめ、その中でのバランスを取ることが最も大切です。

その観点から見ると、
広島は負の遺産だけに頼るのではなく、
その壊滅的に破壊された負の状態から急速に復興した歴史、
そしてこれからの時代、真の平和とは何なのかといったこと、
そういった過去に対する現在や未来、
戦争に対する真に建設的な平和を唱えていく大きな力と役割があり、
それはもう『広島の使命』と言っても差し支えないのではないかと感じます。

このようなことを五年ぐらい前に感じ、
レポートにまとめ、機会あるごとに周りの人たちに伝えていったのですが、
残念ながら、なかなかこのことを理解してくださる方は現れませんでした。

けれど、先月あるとても意識の高い女性の方たちが集まる会合に出席した折、
このことを少しだけ口頭で話したところ、
思いがけずその場で多くの方たちに共感をいただきました。

そして昨日はその会合が一ヶ月ぶりにあったので再び参加し、
『広島の使命』について分かりやすく
一枚もののレポートにしたものをお配りしたところ、
さらに深い共感を得ることができ、
これからこのことが大いに発展していくであろう感覚を得ることができました。

これが昨日書いたレポートと、その中に挿入した図です。
まだ言葉は十分に練れていませんので、今後随時改訂していくつもりです。



  <広島(ヒロシマ)の使命> PDFフアイル


これから確実に東洋の時代が幕を開けてきます。
その中で、日本、広島の持つ役割は極めて大きいものがあると感じます。

そしてその広島が大きな役割を担っていくためには、
広島の中で、バランスの取れた“命の循環”が働いていることが必須の条件です。

東洋の時代は命の時代。
そしてそれを理論や言葉ではなく、その“あり方”で示していくことが最上です。


9.11、アメリカが、アメリカの覇権主義を世界に広めるため起した
自作自演テロからちょうど15年が経ちました。
その後はご存じのように世界情勢は混迷を極めていますが、
これもひとつの歴史の大転換期に於ける必然性であると言えなくもありません。

今日という日に、広島から世界の恒久平和を願います。

これからの人類一人一人のあり方が、
人類の行く末を大きく左右していきます。

2016.9.11 Sunday  
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