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2015年8月26日 ・・・ カンボジア再訪

突然ですが、29日(土)から来月10日(木)まで、
カンボジアに行ってくることになりました。
カンボジアに行くのは四年ぶり二度目です。

21年前、広島でアジア競技大会が行われ、
アジア各国から選手団が広島にやって来ました。
その時にいろんな国の人たちを市民みんなで応援しようということで、
地区の公民館単位でひとつの国を応援する「一国一館運動」というのが行われ、
白島公民館というところがカンボジア選手団を応援することになり、
その応援活動がアジア大会終了後も継続し、今に至っています。

自分もその末席で活動を続けてきて二十年以上が経ち、
四年前、支援活動のシンボルとしてカンボジアの首都プノンペンに建てた
ひろしまハウスを訪ね、ホームページも作らせていただきました。
  <ひろしまカンボジア市民交流会>

この活動を始めたのは國近京子さん、
写真奥右から二番目の小柄な女性です。
國近さんとは長い付き合いで、一応義理の母みたいな関係になっています。
  (不肖の親不孝息子はその二つ左、奥の席中央でのさばっています)



この写真は一昨日、カンボジアから広島に研修で来られたガイ・マムさんを囲む会を、
市内のカンボジア料理店で催した時のものです。

交流会のメンバーにマスコミ関係の方たちも心意気で三名加わっています。
手前左端が現在交流会の代表となってくださっている平岡敬元広島市長です。

みんなの思いを結集して建てたひろしまハウスは、
カンボジアの首都プノンペン中心部のウナローム寺院という
カンボジアでは権威のある立派なお寺の一角にあり、
レンガ積みで建てられた四階建ての芸術的建造物です。
  (早稲田大学元教授石山武修氏設計です)

今はGoogle ストリートビュー でひろしまハウス近辺が見られるようになっています。



ウナロム寺院には国連ボランティア活動でカンボジアで亡くなられた
中田厚仁さんの慰霊碑があり、
三年前、カンボジア訪問中だった皇太子殿下も献花してくださいました。


カンボジアは、過去にポルポトによる
狂気という言葉では表現しきれないような蛮行で、
200万とも300万ともいわれる罪なき人々が虐殺されました。
  (当時の人口は800万人)

平穏な日常を送る日本人にとっては縁遠い過去の出来事ですが、
その事実を知識としてだけでも知っていただければと思います。
  <カンボジア強制収容所でポルポトによる200万人大虐殺の歴史>



カンボジアと広島、ともに暗い過去の歴史を持ち、
互いにそれを乗り越えて今を築こうとしているからこそ、
深い絆を結ぶことができるのだと感じます。


これまで出会ったカンボジアの人々は、
凄惨な歴史を持つ国の人とは思えないほどみな穏やかで、
柔らかな物腰と表情で強い自己主張をすることはほとんどありません。
けれどそんな彼らにも民族的に深い心の傷があるのだということを感じると、
胸がとても痛くなります。

ひろしまハウスでは現地の貧しい子どもたちに学習支援をしたり、
食事の提供をしています。
そして今後さらにカンボジアの人々の幸せに貢献できるよう、
様々な支援活動を実施していく予定です。

また現地に行ってからの活動については、
随時ホームページでご報告したいと考えています。


カンボジアの人々の笑顔に、より輝きが増しますように!!







2015.8.26 Wednesday  
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