ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 日々の思い > 2015.8.2



ヨガナンダ



2015年8月2日 ・・・ 英語から学んだ知恵

もう何日になるでしょう、長らく更新が滞ってしまいました。
調子が悪い時はなかなか新たなページを書く気になれないものですが、
逆に調子が良すぎても、パソコンで文章を書く時間を持つことができません。

パソコンは、メインのデスクトップと外で使うためのサブのノート型、
ともにWindows7 64ビットのものを二台を愛用しているのですが、
今朝早く、熱帯夜でなかなか眠れない時間を使い、
サブのノートパソコンをWindows10にアップグレードさせました。
  (ここからデータをダウンロードできます)

所要時間はデータのダウンロードを含めて三時間ほどかかりました。
これまでのOSの新規再インストールと違い、
データやプログラム、設定はすべてそのままで、
単純に上書きしてくれるだけなのでとても簡単です。

使い勝手も正常進化といった感じで良好です。
Windows7からWindows8に換わった時のような
大幅なユーザーインターフェイスの変化もなく、
これまでと同様に操作でき、操作感覚も動作速度も快適です。

この機会にパソコンと同様、自分自身もアップグレードしていきます。

最近はなかなかゆっくりと時間が取れないので、
ワンテーマの短い文章でも、
こまめに感じたことをアップしていきたいと考えています。


どんなに時間が取れなくても、
呼吸法、体幹トレーニングといった心身のメインテナンスとともに、
日々の英語学習はコンスタントに継続しています。

自分がこの人生を生きていく上において、
やっていきたいことは二つです。
ひとつは時空、すべてのものの持つ命の法則を解明し、それを伝えていくこと、
もうひとつは、インドやアジアの貧しい国の人たち、子どもたちへの支援です。

最近このことを突き詰めて考え、そこから導かれたものを明文化し、
意識に刻み込みました。

そしてそれを実現化するためには何が必要かとより深く考えるようになり、
その結果として、以前よりも大きな喜びをもって、
自然と英語の学習に取り組めるようになりました。


これからは東洋の時代、命の時代、
すべてのつながりに大きな価値を置く時代になってきています。

すべてにつながりがあるのですから『一事が万事』です。
英語も学習を始めた当初、
その学習過程でどのような深い “普遍的な知恵” 、 “気づき”
を得ることができるのか、
そのことにとても興味を持ったのですが、
英語を学び始めた七年ぐらい前からこれまで、
その間多くのことを感じることができました。

けれど感じたことは、どれもごく当たり前のことです。
英語学習を通してしか学べないことはほとんどありません。
けれどもそういった当たり前のことだからこそ深く、
普遍性があるのだとも感じます。


日本人は中学校、高校、
最低でも通常は六年間学校で英語を学びます。
けれど残念ながらその英語力は、
特に聴いたり話したりする分野は惨憺たる有様です。

英語に苦手意識を持つ日本人の多くは、
英語を通して外国人とコミュニケーションを取るのは、
夢のまた夢と考えています。

けれど『継続は力なり』、
毎日英語と接し、耳から英語を聴き、英文を声を出して音読していくと、
これまで解読不能な言葉の塊(かたまり)であった英会話が、
少しずつ氷が溶けていくようにほぐれてきて、
ひとつひとつの単語が聞き取れるようになり、
意味が分かるようになってくるのです。

それまで不可能と固く信じていたことができるようになる、
これは極めて大きな喜びです。
自分自身の能力、可能性への目覚めと言っても過言ではありません。


その能力を高め、可能性を拓いていくために大切な事、
それは基礎、土台となるものをしっかりと築くことです。
『ローマは一日にして成らず』、
どのような技術でも、この基礎の徹底、習熟は鉄則です。

けれど今は情報化時代、
新しい情報がどんどんと目の前を流れていき、
あるところで立ち止まってひとつのことを習熟するということが、
できにくい状況になっています。
だからこそ、意識してそれをするところに価値があるのだと感じます。

掃除でも同じ、最新型の掃除道具や洗剤もいいものですが、
昔からある基本的なものを徹底的に使いこなし、
そこから基本のなんたるかを学ぶことがとても大切です。

掃除道の鍵山秀三郎氏の説かれる『凡事徹底』、
この言葉が胸に染みます。

凡事徹底 (活学叢書)凡事徹底 (活学叢書)
鍵山 秀三郎

致知出版社 1994-11-10
売り上げランキング : 23813

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


以前公文式の会社に勤めていた時に、
基礎の反復練習の大切さを学びました。
本当に簡単なこと、ラクラクできることを、
それこそ数十回、百回以上繰り返します。
これが基礎の徹底であり、また楽しく学び続けるコツなのです。

学習では、まずとっかかりが大切です。
自分は iKnow という英語学習サイトを使い、
パソコン画面に楽しい気分で向かうことを
英語学習への誘い、とっかかりとしています。

iKnow で学んでいることは簡単なものが中心です。
簡単な単語問題をクイズ形式で回答していき、
その単語に関する例文を画面を見ながら繰り返し音読します。



画面には、その単語の定着度が100%となるまで、
日をおいて、たぶん十回ぐらいは出てきます。
また問題を間違った場合、定着度は下がり、
復習の頻度が増す仕組みになっています。

何が合っているかは人様々ですが、
自分にはこの仕組みが合っています。
楽しく、そして基礎をラクラク反復練習できるのです。

基礎、反復の大切さ、
それを今になって、さらに深く感じています。


世の中は文明の発達とともに、効率化が進んでいますが、
その逆をいき、手間をかけた非効率のものもまた大切です。
記憶ということを考えると、
快適で効率よく進んだものは、頭の中を素通りし、
なかなか記憶として定着しません。

難しい単語の意味や用法を紙の辞書で調べたり、
以前どこかで見た類似した文章を、本のページをめくって探したり、
意図的に手間のかかる方法をとることにより、
記憶に深く刻まれ、また応用が効くということがあります。

人間の脳は機械ではありませんので、
効率を求めることが最善とはいえないのです。


英語学習は日本人にとって近年大きなテーマのひとつなので、
どの書店に行っても英語関係の本は山積みされています。

英語のテキストともに、英語学習法について書かれたものも多いのですが、
そこに書かれていることは、すべてが完全に一致しているわけではありません。
中には真反対のことが書かれているものもあり、
それらを読むことが、人間学というか社会学の学びのように感じます。

“英語に習熟する” というひとつの切り口で、
こんなに多様な断面を見ることができるということが、
英語という枠を越え、本当に面白いのです。

多様な英語学習法を見るにつれ、
そこで最も大切であると感じるのは、
先の基礎、反復ということとともに、
自分が英語に何を求めているのか、
そして自分にはどういった方法が適しているのか、
それを自らが感じ取ることが大切だということです。


英語を学ぶ目的はひとそれぞれです。
ビジネスに活用したい、留学したい、
あるいは日常会話を楽しみたい、洋書を読みこなしたい、
その目的によって、求められる英語のスキルは異なります。

また人によって性格、学習適性も異なるので、
どういった方法が最も学習効果を高めるのか、
また継続していくために大切な “楽しい” という気持ちを維持できるのか、
その自分に合った最適なものを、自分自身で見極めなければなりません。

例えば自分の場合なら、
人から手取り足取り教えてもらうのは大がつくほど苦手です。
方法も、自分でアレンジすることに喜びを感じるタイプです。

ですから英会話教室に通いたいとはまったく(!)思いませんし、
いろんなものがセットになった教材にも、まったく興味がありません。

けれど当然それとは逆のタイプの方もおられるわけで、
何十万円かを支払って教室に通う方が、
意欲が湧いて学習を続けられるという場合もあるでしょう。

方法は多彩であって当然、
多彩であるがゆえ、どれかが絶対とうことはありません。
その中で、自分が求めているものは何か、
自分にはどういうものが合っているのか、
それを見極めることが智恵であり、
その智恵を絞ることが学習の大切な第一歩であると感じます。

日本はやはり効率一辺倒、価値観の単極化が進んでいて、
多くのの日本人が、やはり自分の外に最も効率のいい絶対的なものがあると
信じ込んでいるのではないか、
あふれかえる英語テキスト、英語学習法の本を見てそう感じます。


日本語を英語に変換する際、
翻訳サイトを使い、下調べをすることがよくあります。
  ・・・ weblio 英語翻訳がおすすめ ・・・

けれど機械的な翻訳はかなり精度が悪く、
ほとんどそのままでは使い物になりません。

しかしながらそれは当然のことです。
英語と日本語はまったく別の言語であり、
そこで用いられる単語も、すべてが一対一で対応しているわけではないからです。

そしてその単語の用い方の違いから、
英語圏に暮らす人たちの生活文化を感じ取ることができます。

これをより深く突き詰めて考えてみたならば、
例え同じ日本人同士が使う日本語であったとしても、
同じ言葉を同じ意味でもって使っているとは限らないということにもなります。

「ありがとう」という言葉でも、
人によってそこに含まれる感謝の度合いは様々です。

思いは言葉によって伝わると言いますが、
言葉の使い方は人様々であり、
言葉は思いの断片しか表すことができないというのもまた真実です。

そしてそんなあやふやな言葉だからこそ、
それを補う “察する” という思いが大切です。


英語に習熟し、コミュニケーションの取れる範囲を広げることも大切、
そしてそれと同時に、その限界を感じ、
察し、相手を思いやる気持ちを持つこともまた大切です。

英語を通して学んだ知恵、
これからの人生に大いに生かしていくつもりです。

よく「魚をほしがっている人には魚を与えるのではなく、魚のとり方を教えなさい」と言います。
しかしそれは、コーチングではなくティーチングです。
魚をほしがっている人に本当に魚をとらせるためには、その人に魚をよく観察させ、その人自身が魚のとり方を編み出さなければならないのです。
それができればその人は、魚だけではなく鳥も、ウサギもとれるようになるでしょう。
つまり「観察させ、方法を編み出させるスキル」がコーチングなのです。


コーチング・センスが身につくスキルコーチング・センスが身につくスキル
岸 英光

あさ出版 2003-10
売り上げランキング : 471400

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2015.8.2 Sunday  
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.