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2015年1月1日 ・・・ 実践こそ宝

『聞いて分かるは他人の理、身で行って初めて我が理になる』、
若い頃、こんな言葉を聞かせていただきました。

知る、分かる、できるの違い。
人の話を聞いて理解できるのは “知る” の段階、
それを自分で解(説)いたり行動で示せるのが “分かる” ということ、
その上でそれに習熟し、自分のものとして活かすことができて、
初めて “できる” ということになります。

五感を使い、実践し、精神と肉体をともに活用して取り組むからこそ、
知識が知恵として身に付きます。
身とは精神の本質であり肉体です。


いいものはたくさんあればあるほどいいというものではありません。
ご馳走の食べ過ぎは肥満、生活習慣病の元であり、
モノがあり過ぎるから不安や迷いが生まれ、
現代人の多くがモノを手放すスペースクリアリングや断捨離に
心の救いを求めています。

いつも書いているように、
ものというのはものそのものに価値があるのではありません。
ものの価値はものと自分との関係の中から生じます。

いいとされるものでもたくさんありすぎて、
それを活かすことができなければ、価値がないに等しい存在です。
またそれによって迷いが生じたなら、
それはマイナスの価値しか持たないということになります。

今の日本はいい(とされる)ものにあふれています。
ですから物質的には豊かでも、それを活かし切ることができず、
本当の意味での豊かさを享受できていません。
このことを貧しいインドの村に行って強く感じます。


真の豊かさを享受するためには、
自分にとって価値を生じると思えるものを数少なく厳選し、
それを己のものとするために実践し、真剣に取り組み、
身に深く染みこませなければなりません。

今年は年頭にそのことを心に置き、
昨年末に書いた目標を記したコスモマップをシステム手帳に入れ、
常にそれを意識するようにしています。



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普段持ち歩くカバンの中には
A4サイズのドキュメントフォルダーとシステム手帳が入っていて、
そこに座右の銘を記したノートや文章のコピー等が入っていて、
そこに記されたことを常に忘れないように意識に刻み込んでいます。



何度も言いますが、価値は自分が創り出すものです。
“いいもの” は世の中にあふれています。
そのいいものを “価値あるもの” にするのは自分の役割です。

最近どんな本を読んだか思い出してみてください。
また心に触れた文章や出来事とはどんなものでしょう。

その時受けた感動、心に抱いた思い、決意、
それらをもし一年間心に持ち続けられたら、
またそれに基づいた行動を一年間実践し続けられたなら、
どんなにか心豊かな生活を送ることができるでしょう。

極めて簡単なことです。
いいと感じたほんの少しのこと、それを実践し続ける、
ただそれだけです。

これまでも感じ、心がけていたこのことを、
今年の初めに心新たに決意しています。


上の写真のファイルに入っているのは、
知る人ぞ知る「みやざき中央新聞」です。

珠玉とも呼べる素晴らしいメッセージが、
月四回発行のタブロイド版の紙面に収められていて、
全国に愛読者がいる新聞です。

収められている記事は全国の誰が読んでも役に立つ
実践人たちの講演抄録や体験談が中心で、
何度も読み返し、心に深く染みこませたくなるようなものばかりです。

読んで感銘を受け、勇気をもらい、
そして実生活に大いなる刺激と啓発を与えてくれるので、
最近はいつもファイルの中に入れ、
たびたび読み返すようにしています。
紙面のサンプルをご覧ください。
  <紙面サンプル1>  <紙面サンプル2>


今度またインドに行ったら子どもたちのいい写真を撮りたいと思い、
今カメラのことを調べ、研究しています。

いい写真はたくさんの情報が詰っているものではありません。
たくさんの情報を入れたければ、広角で、絞り値を大きくし、
すべてにピントが合うようにすればいいのです。

けれど本当にいい写真とは、
狙いを定めたところにのみピントが合い、
それに意識を向けさせる、主題のしっかり定まったものです。


いいものはたくさんあります。
そのどれにピントを合わせるのか、それを決めるのは楽しいものです。

ピントを合わせたそのものに、実践の力を注ぎましょう。
実践こそ宝です。

2015.1.1 Thurseday  
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