ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 日々の思い > 2013.6.18



ヨガナンダ



2013年6月18日 ・・・ 出発の日

6月18日、今は午前6時半を少し回ったところです。
もうしばらくしたら広島の家を出て、
京都を経由し奈良の天理に向かいます。

今日は天理に泊まらせてもらい、
明日の朝天理から関西国際空港行きのバスに乗り、
午前11時の飛行機で南インドに向かいます。

昨夜から荷物の準備をし、
いろんなところにメールを送ったり、いろんなことをしていたら、
結局一睡もすることができませんでした。
けれどお陰様で元気です。
唯一の心配は、新幹線の中で寝過ごさないようにということぐらいでしょうか。

南インドに行くのは今回が三度目で、
荷物の準備にあまり気を遣うことはありませんでした。
足りないものは向こうで買えば事足ります。
荷物の量も、今回利用するマレーシア航空は、
今年の2月から手荷物の重量規制が緩和され、
上限が20キロから30キロにアップされたので、
パソコン、カメラ、ビデオ、三脚等を詰め込んでも、
余裕で30キロを下回るでしょう。
もし重量オーバーしても、
5キロワンパックで四千円弱とかなり低めの料金設定なので安心です。


魂の故郷インド、そこに心から惹かれるものを感じ、
そこと縁ができ、こうして自由に行くことができるのは、
他とは比べることのできない最高の幸せです。

インドに対してはいろんな思いがあります。
表面意識でもそうですし、
たぶん魂の奥底は、遠い過去世を懐かしみ、
いろんな動きをしているのだと思います。


けれど今この瞬間の思いを正直に述べるなら、
今回インドに行くことに対しては、
期待も不安も、様々な感情的な思いがまったくないというのが本音です。

それはこれも必然なのでしょうが、
先月24日からやり始めた「ザ・マジック」による感謝のワークによって、
心の中が、これまでまったく感じたことがないほど静寂になりました。

ザ・マジックザ・マジック
ロンダ・バーン 山川 紘矢

角川書店(角川グループパブリッシング) 2013-02-09
売り上げランキング : 541

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

いろんなことに感謝の思いを捧げるワークは、
毎日続けるのはとても大変でした。
本当は朝やらなければならないことを、寝る直前にしたこともあります。
やりにくいことは適当に、ということもあったのですが、
これだけの効果が出るのは本当に驚きです。
未知なる自己の再発見です。

ワークを初めてすぐ、胸の中に感謝の思いがわき上がり、
外の世界がこれまでとは違って見えるほどでした。

けれど数日経って少しマンネリになり、
感謝の形だけでそれに心が伴っていない自分が見えてくるようになりました。

けれどそれがどうなったのでしょう。
正直今はまだ自分自身を正確に分析しきれていないのですが、
毎日毎日、十個の感謝できるものを探し、
その感謝の言葉を理由とともにノートに書き続け、
そしてそれを心を込めて言葉で唱え続けたことによって、
ほんの些細なことに対しても、
また普段からまったく当たり前だと思っていることに対しても、
深く、とまではいかないまでも、そこはかとなく感謝ができる、
そんな自分になってきました。

これが今後も永続的に続くのかどうかは分かりません。
けれど今はそうなっているというのは事実です。

感謝のワークを始めてすぐに、
これはセドナメソッドの感情を手放すワークに匹敵する素晴らしいものであり、
またセドナメソッドととてもいい関係で対になるものだと直感しました。
やはりそれは正しかったのでしょう。
今はより深い確信を持ってそう感じます。


言葉で表現すると嘘くさくなるかもしれませんが、
インドに行かせていただくこと、
そこで可愛い孤児たちと伴に時を過ごさせていただくこと、
これはもう自分にとって最高の喜びであり、
深く深く感謝すべきことです。

けれども感謝すべきことはそれだけではありません。
今こうして生きていること、生きるための空気が身の回りにたくさんあること、
大きな荷物を持って広島駅に行くのに、
広島電鉄の市電がたった150円で運んでくれること、
それらもとても有り難く感謝すべきことで、
その感謝の量を他のものと比較することはできません。

さらに言うならば、
インドに行けることよりも、今この瞬間に生きている、
そのことの方がさらに有り難いことなのではないでしょうか。

今この瞬間の喜びを感じる、
それがスピリチュアリズムの原点のはずです。
個人的な願望を成就させることが目的ではないはずです。

すべては感謝、有り難い、
ですからインドに対しても過度な思いが湧いてこないのです。
これは決して喜びを感じていないのではありません。

まだ偉そうなことは言えませんが、
本当の深い喜びとは、こうした淡々としたものではないかと感じます。

セドナメソッドでも、無気力、悲しみ、恐れ、渇望、怒り、誇り、
こういったネガティブな感情とともに、
勇気、受容、平安といったポジティブな感情をも伴に手放すことを目指します。


もうそろそろ家を出なければならない時間になりました。

この感覚は理屈で理解するものではありません。
自分の体で感じ取るものです。

そのための導きがある今は幸せです。
やはり今これからは心の時代なのですね。
その時代の恵みを心静かに堪能しましょう。

2013.6.18 Tuesday  
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.