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2013年6月6日 ・・・ 丁寧に接する

今年は全国的に空梅雨のようですね。
ここ広島でも梅雨入りはじめに少し雨が降りましたが、
その後は空からの恵はあまりありません。

知り合いのお年寄りが入院していて、
そこのお庭でたまに水やりをしています。
お花が大好きな方なので、
昨日は庭の様子を写真に撮ってお見舞いに持っていきました。

季節を感じる爽やかな写真をご覧ください。
なお花や葉っぱが濡れているのは、雨ではなく水やりをしたからです。 ^^☆













今は街のいたるところできれいに色づいたアジサイを見かけます。
アジサイは種類がたくさんあるのですね。
先日書店でアジサイの図鑑があるのを知りました。

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雨は降らなくても、街は梅雨の雰囲気でいっぱいです。


今日はジェームス・スキナーの「大金持ちになる唯一の方法 No.2」
という講演の動画を見ました。



その中でお辞儀ひとつで一億円の仕事を手に入れたという話をしていました。
スキナー氏が日本マクドナルドの創業者である藤田田氏と面談をした時、
話が終わって帰る際、藤田氏に挨拶をした後、
貴重な時間を取って仕事の邪魔をしましたという意味で
秘書課の人たちにも頭を下げたそうです。

秘書課の人たちはそんなことをされたことがないので驚き、
それを見ていた藤田氏は、
その場でスキナー氏に社員研修の仕事の依頼をしたそうです。

何気ない心のこもった態度が人の心を動かすということですが、
これは知識として知っただけでは実践できません。
また形を真似ただけではどこか嘘くさくなってしまいます。


心を込め、それを形として表す、
この丁寧な態度というのはすべてに通じることです。

人や動物は、食べるものから命をいただき命を保っています。
その感謝の気持を表す方法として、
食べ物は無駄にしない、出されたものはすべていただく、
口の中でよく噛んで食べるということが大切です。

身の回りにあるものに感謝し、
心を込めて使いたいがゆえ、
本当に大切で必要なものを厳選し、
それが最も活用できる状態で身近に整理して置き、
それ以外のものはガラクタとして処分し、
この地上における、また新たな循環サイクルへと還ってもらうのです。

日々一生懸命に働いてくれている体を労り、感謝する方法として、
お風呂の中では手で体全体をさすり、
感謝の言葉を口に出して「身体との対話」を実践しています。


仕事で顧客先に行き、そこで表す態度も、
食べ物に対する態度も、
また身の回りのもの、自分の体との接し方も、
基本となる大切なことはすべて同じです。

いかにそのものや人を尊重し、
そこに意識を向け、心傾け、
その心の状態を態度に表すかということです。

本当は、心の状態が自然と態度に表れるのがいいのですが、
まだそこに至らない段階では、
形(態度)を変えることで心を正していくのがいい方法です。

礼儀、作法、所作、・・・
道を究めるにはまず形から、
形からその裏に潜む心を学び、
その次の段階として、形のない水の時代へと入るのです。


今日はそんなことを考えていて、
自分に対してひとつ気がついたことがありました。

毎日スーパー銭湯に行き、
湯船の中や洗い場で、だいたい三回か四回、
体全体を労るようにさすり、感謝やねぎらい、いろんな言葉をかけています。

これをするようになってもう十五年以上になりますが、
日々感謝の思いは募る一方で、
だんだんと丁寧に心を込めて行えるようになってきました。

この「身体との対話」のポイントはいくつかあります。
ひとつは手当て、実際に自分の手で体に触れるということ。
二つ目は声がけ、感謝は思うだけではなく、
実際に口から言葉として出すことが大切です。

以前はポイントはこの二つだけだったのですが、
数年前から、手当て、声がけする際は、
本当に心を込めているということを示すため、
視線を今手当てしている場所に向けるよう心がけています。

本当にそこに心を傾けていれば、
必ず視線はその場所に向くはずです。
そこに視線が向かないということは、
心ここにあらずということで、形だけになってしまっているのです。


母親が怪我をした子どもを労る時も同じですね。
怪我をした子どもを抱きかかえ、
怪我をしたところをさすり、
「大丈夫だからね!」という安心する言葉をかけてあげます。

その時に体を内側に丸め、
子どもを包み込むようにして抱き、
そして視線を子どもに向けるから子どもは安心するのです。

けれど言葉をかけ、怪我をしたところを手でさすっても、
視線は別の方に向け、
「お鍋の火は大丈夫かな?」
などと思っていては、子どもに心は通じません。

「目は心の窓」と言いますが、
視線というものは、その人の心の状態を如実に表します。


これらはすべてに通じます。
通じますが、自分がそれをきちんと実践しているかというとそうではありません。

食事の際、食べ物の命に感謝し、両手を合わせ、
「いただきます」と必ず声に出すようにしています。

また食べ物は残さず、「箸置きダイエット」を心がけ、
なるべくよく噛んで、味わっていただくようにしています。

けれど視線を食べ物に向けているかというとそうではありません。
形だけきちんとしていても心は他のところにあり、
パソコンのが画面を見たり、本に視線を落としていることがほとんどです。

これでは本当に食べ物に対して感謝を込め、
真摯な態度で接しているとは言えないですね。
そのことを今日ようやく気がつきました。

これはすぐには改善できないかもしれませんが、
このことは頭の中に置き、
自らのテーマとして取り組んでいくつもりです。


『すべてに通じる』、
だからこそ深い真理ほど簡単で身近なんです。

また簡単で身近なことほど実践するのが難しい、
だから一歩一歩、
そして食べる時は一口一口、ですね。 ^^☆


心を込めて丁寧に扱う。
何気ない動作ですが、
イチロー選手は泥の付いたバットを手でぬぐっています。
さすがです!



2013.6.6 Thurseday  
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