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2012年11月12日 ・・・ 風水

真面目に努力する才能が大いに欠けている私ですが、
最近は連日寝不足になるほど充実しています。

今はホームページを更新する時間がなかなかありません。
けれどホームページに自分の思いを綴るのはライフワークの一環ですので、
これからもできるだけ数多くのページをアップできるよう努力していきます。

また更新するためには、
時間だけではなく書くためのテーマやアイデアが必要ですが、
それが湧いてくる源が日々の生活であり、
生活が充実していなければ、書くべき事が頭に浮かびません。

ですからホームページ更新していくのは、
自らの生活を律するための指針となるのです。


先週の土曜日、月に一度の公衆トイレ掃除の会で、
市内中心部の平塚公園というところの公衆トイレを掃除しました。

ここは近くにややこしい団体の事務所等があり、
あまり風紀のいいところではありません。
以前から仲間たちとともに何度もここのトイレや公園の中を
きれいに掃除するのですが、
いつもゴミが公園中に散乱していて、
いくらきれいにしてもキリがないといった感じでした。

タバコの吸い殻はもちろん、空き缶、空き瓶、吐き捨てられたガム、
コンビニ弁当の容器に日用雑貨、
そういったものが公園の目に付く至る所や生け垣の中に
押し込むように捨てられていて、
憩いの場の公園ではあるものの、
中に入るとその空気の悪さに体がこわばるのがハッキリ感じられるほどでした。

それでも近所の人たちはその雰囲気に慣れているのでしょう。
子ども連れのお母さんたちは、
ゴミがそこらに落ちていても知らん顔で子どもを遊ばせています。

そんな平塚公園も、掃除の回数を重ねるたびに少しずつキレイになっていきました。
前回、掃除の会でここを掃除をした時は、
タクシー運転手の方が、自主的に公園のゴミを拾い集めておられました。
ここは市内中心部にも関わらず、
公園沿いの道路にしばらく車を停めておくことができるので、
トイレを利用されるタクシー運転手の方たちが多いのです。

そして今回久し振りにここを訪ねてみて、
これまでになかったほど公園がきれいになっているのに驚きました。
朝公園に行ってみると、近くのたばこ屋のおばちゃんがほうきで掃除しておられ、
今日は公衆トイレの掃除に来ましたと言うと、
全員に缶入りのお茶を差し入れしてくださいました。
こういうご厚意は本当にありがたいです。



掃除をしたメンバーは私を含めて7名です。
7名全員でひとつの公衆トイレを掃除することはできませんので、
余ったメンバーはトイレの周りや公園の中を掃除します。

私は約二時間かけて公園の中のゴミ拾いをしたのですが、
いつもなら公園すべてをくまなくゴミを拾って回ることができないほどだったのですが、
今回は、これですべてのゴミを拾い尽くしたのではないかと思えるほど
きれいにすることができました。

これらが拾い集めたゴミと落ち葉です。



この進化は本当にすごいことです。
これまで無駄と思えるようなゴミとの戦いを続けてきて、
ようやく成果が現れてきました。

公園の空気もこれまでとはまったく違います。
とても清々しい爽やかな空気に満ちています。

これがこの公園の近くに住む人たちの心に影響を与えればいいのですが、
それはどうなのかは分かりません。
けれどそうなることを心から願っています。



少しずつでもキレイにしていく努力を重ねたことによって、
その成果が形として現れてきました。
これはゴミが減っていくと同時に、
公園に来る人たちの心を変え、
自然にゴミを捨てないようになったからではないかと思います。

ゴミが散乱した場所は、そのゴミによってその場の空気が乱れ、汚れます。
そのゴミをきれいに片付け、空気を清浄なものにしたならば、
自然とゴミを引き寄せない(捨てない)環境になるのでしょう。
そのことをこのたび強く感じました。


これは場の気を整える風水の基本中の基本です。
風水の最も重要なテクニックは、
どんなグッズをどの方角に配置するかということではありません。

この世の中のすべてのものは “命” を持っています。
ですから人間の思いが通じ、
想念力によって人やモノが引き寄せられます。

公園、自分の部屋といったいかなる場所、空間、
高価なもの、そうでないもの、必要なものやゴミ、
そういったすべてのものが思いを持ち、それに思いを伝えることができます。

ですから風水の最も大切な基本とは、
それらの命を尊重し、それらひとつひとつを大切に扱い、
その命を最も活かす方法を考え、具体的に実践することです。

ゴミとなるものはきちんと処分し、
焼却するなりリサイクルするなりして行く末をきちんとしてあげること。
利用するのは、最も利用しやすい形を考え、
そのような形に整えてあげるということです。

例えば部屋の中にゴミが散乱し、
ものが至るところに放り投げられていて、
使いたい時にモノが見当たらない、使えない状態では、
そのモノの持つ命が光り輝くわけがありません。

風水とは、土地も含め、その場にあるすべてのモノの放つ気の総体です。
それを向上させるテクニックが風水グッズや方角の知恵であるわけですが、
それはひとつひとつのモノを大切に扱うという実践の上にある
二次的なものです。


私は縁あって二十年以上前から風水と深く関わってきました。
風水のことでいろんなところを回り、
過去二人の風水師の最も身近な場所でその活動をサポートしたこともありました。

そのお陰か、家や土地の気は人一倍敏感に感じ取ることができ、
車に乗っていてもその走っているところの気は体で感じるようになりました。

けれど方角がとうのとか、どこに何を置くべきかとか、
そういった風水の知恵はほとんどまったく知りません。
それはあえてそうしているのです。

本来の風水とは、体と心を敏感にし、
すべての土地やモノに心を込めて接していれば、
必ず自然と感じ取れるものだと信じています。

そのためにも風水のことは知識として頭に入れるのではなく、
常に無になった状態の自分の心と体で受け止めたいのです。

これは人それぞれの生き方、考え方ですので、
これが絶対にいいとは言いません。
けれどその中で間違いがないのは、
とにかくひとつひとつのモノを大切にするということ、
そのモノに心を傾け、そのモノの気持になって接していくということです。

これはもう風水だけではなく、人との接し方も同じですね。
やはり真理はひとつです。


しかしかく言う私は、最近バタバタしていて、
部屋の中があまり片付けられていません。

う〜ん、人様に偉そうなことを言うからには、
まず自分から実践しなければなりませんね。

了解しました、顔晴ります。 (^^ゞ

2012.11.12 Monday  
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