ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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ヨガナンダ



2012年9月10日

一昨日、ある大きな講演会に参加し、
受付で配られたパンフレットの中に、
知っている女性の写真と名前が載っているのを発見し、
とても驚いてしまいました。

その女性は優れた霊的能力を持ち、
私に自分を見つめ直す大きなキッカケを与えてくれた、
忘れることのできない人です。

彼女については、
三年前、トイレ掃除と出合った年に身の回りで起こった奇跡について記した
「トイレ掃除は心磨き」の中に書いています。

広い会場の後ろの方に座っていると、
司会をしている彼女の表情はほとんどうかがい知ることはできません。

三年ぶりに会った彼女に何かを話したいという気持はまったくなかったのですが、
なぜ今、この時に彼女が目の前に現れたのか、
その意味を知りたいと、強く自分自身に問いかけました。


一昨日家に帰ってから、
「トイレ掃除は心磨き」をしっかりと読み返したのは言うまでもありません。
気持を三年前当時に戻し、あの頃は何を考え、何を求めていたのか、
あれから三年間で自分はどこが変わったのか、
そんなことをずっと問い続けました。

あの文章は、トイレ掃除をはじめてから起こった嵐のような出来事を、
頭の中で整理し、
多くの人に公開できなくても身近な人たちにだけでも知ってもらい、
何らかの役に立てればいいと思って書いたものです。
それをしばらく経ってから一大決心をして、ネットで公開することにしたのです。

それまで、このホームページを読んでたびたびメールをくださっていた
ある年配の女性の方は、
あのページを読んで私に幻滅したらしく、
それ以降連絡が途絶えてしまいました。

それはそれで仕方のないことだと思います。
自分の醜いところも含めて、
ネット上でもなるべくオープンにしていきたいというのは、
生き方の柱としている大切にしているもののひとつです。


文章を書く時は、その時に感じた強いパッション(情熱)に
突き動かされるようにしてキーボードを打ちますので、
その時にしか書けない瞬間芸術(?)のようなものです。

三年前の文章を読むと、
トイレ掃除に熱くなっていた自分を懐かしく思い起こします。

あの頃から今まで、少しずつ思いと行動の形は変わってきましたが、
その根底にあるものは同じであり、
あの頃の自分を土台とし、そこに新たな思いが積み重なり、
今の自分ができています。
このたびはそのことを感じ、安心と自信を持ちました。


ホームページに文章を書き続けるのは、
自分の頭の中を整理したい、
そして決意表明にしたいということと、
それを読んでいただく方の、ほんの少しでもお役に立てればという思いです。

さらには日記と同様に、
いったん文字として形を残したものは、
後でそれを読み返しつつ
当時の思いを振り返ることができるというメリットがあります。

ロッククライミングで岩場にハーケンを打ち込んで、
それを土台として一歩ずつ登っていくように、
過去に気づいたことをいつまでも心に留めておくためにも、
思いを文章にしておくのは意義あることだと感じます。

けれど本当は、気持という形のないものを文字で表すことは不可能です。
文字となったものは、あくまでもその時の気持の外観をなぞったものに過ぎません。

けれど時が経つにつれ、本当の頭の中の記憶が薄れ、
文字に書いた記録に記憶の方が近づいていってしまい、
本当の記憶と擬似的記録との区別がつかなくなってしまいます。

そのことを恐れ、過去に書いたものを読む時は、
そこにある文字を読むだけではなく、その文字を通して、
それを書いた当時の心情に思いを馳せるように心がけています。


トイレ掃除のレポートを書いたのは三年前ですので、
まだ記憶が鮮明に残っています。
また自分にとって強烈な出来事であり、
それが自分の体を使ってするトイレ掃除に関わっていることですので、
いろんな思いが体に染みこんでいるのです。

三年ぶりに彼女の声を聞き、
やはり今はあの当時を振り返り、
それを踏み台にして何か新たな一歩を踏み出す時なのだと思います。


ハガキ道の坂田道信先生は、
「生きるっていうのはね、魂を磨く作業なんですよ」
と言われます。

「トイレ掃除は心磨き」、
これはトイレ掃除の本質を言い表した真理です。
けれど心を磨くことができるのは、トイレ掃除だけではありません。

「○○○は心磨き」、
この○○○を自らの知恵と努力で見つけ出し、
それを実践していくのが人生最大の楽しみですね。



二十数年前、社会人となって初めて島根県松江市で一人暮らしをし、
お盆や正月の休みには、
バイクや車に乗って実家の奈良に帰るのが何よりの楽しみでした。

休暇前の最後の仕事や片付けをし、みんなで一杯飲んで食事をし、
その後少し休憩をして夜に家を出て、
夜中に奈良の家に着き、
母親の手料理を食べなからテレビを見るというのがいつものパターンです。

当時(今もかな?)島根県では民放テレビ局が三つしか映らないということもあり、
関西地方のテレビ番組は、魅力にあふれたもののように感じました。
元々関西人だということもあるのでしょう、
パワーあふれる関西ローカル番組には目が釘付けです。

そんな魅力ある番組のひとつが「探偵ナイトスクープ」です。
だいぶ前に全国ネットになったということは聞いていましたが、
まだ現役番組なのですね。喜ばしいことです。

先日たまたまネットでその何本かを見ました。
とても感動する企画がたくさんありますね。
その中でもこの二本は涙なくして見られません。 ・゚・(ノД`;)・゚・
よかったらご覧ください。





2012.9.10 Monday  
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